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一般的な職種では、転職は3回までという通説があります。しかし、エンジニアは様々な職種の中でも転職回数が多い職種とされています。
エンジニアは、転職において通説が当てはまりません。それでも転職は回数を増やすごとに失敗のリスクが高まっていくものです。
では、転職回数が多くなりがちなエンジニアが、転職に失敗するリスクを減らすために必要なことはなんでしょうか?
そこでこの記事では、転職回数の多いエンジニアがリスクを減らすために必要な3要素を解説します。ぜひ転職にまつわるリスクを減らすための参考にしてください。
なぜ平均転職回数が多いのか?エンジニアが不利にならない理由
転職回数が多くなりがちなエンジニアですが、そもそも何故そんなにも平均回数が多くなりがちなのでしょうか?それには3つの理由があります。
通用する技術が共通しているから
まず、エンジニアはどの職場に行っても技術が共通しています。エンジニアは分野によって扱う言語は様々ですが、世界中どこでも求められるスキルは同じです。
そのため、転職してもすぐに職場でのルールがわかれば仕事を開始できます。これがエンジニアが転職回数が多くなる理由の1つです。
業界全体が慢性的な人手不足
エンジニアの転職回数が多くなる理由として、業界全体が慢性的な人手不足であるという点が挙げられます。
エンジニアの有効求人倍率は約9.8倍ともいわれており、まさに売り手市場です。しかし、エンジニア人口は増えてはいますが決して多くありません。
需要と供給が一致していないことで、企業も様々な条件でエンジニアを採用しようと躍起になっています。良い条件の企業があればエンジニア側もオファーを受けるため、結果として様々な職場を渡り歩くエンジニアが多くなるということです。
1つの会社に留まることのリスクも
また、エンジニア業界全体の特徴として、1つの会社に留まることで生まれるリスクもあります。
1つの会社に留まっていると、その会社で使うスキルや技術だけに偏ってしまいます。しかし、転職をすれば違う技術やスキルを身につけられる可能性があるのです。
結果として、上昇志向のあるエンジニアほど転職したいという傾向が強くなります。
【参考:TechTargetJapan「給料が増えても「ITエンジニア」が転職を考えるのはなぜ?」】
転職が多くても失敗しないエンジニアになるために必要な3要素
平均転職回数が多いといっても、エンジニア業界にも失敗のリスクはあります。では、そのリスクを減らすためにできることとはなんでしょうか?
ここでは、転職に失敗しないエンジニアになるために必要な3要素を解説します。
要素1:マネジメント能力を身につける
まず1つ目は「マネジメント能力」です。エンジニアといえど、ずっと現場にいるとなるとキャリアアップは望めません。
キャリアを重ねることを見越すのであれば、人を動かす能力、つまりマネジメント能力を身につけることが必要になります。
これによってプロジェクトリーダーなどの優秀なリーダーとしての採用が見込めます。多くの企業から必要とされる人材となるはずです。
要素2:常に新しい知識を求める
さらに、「常に新しい知識を求める」という点も必要です。IT業界は先進技術が日々生まれています。
また、求められるスキルも日々増えたり変わったりしていきます。新しいスキルや知識を求めることにより、同時に企業から求められる人材にもなるということです。
要素3:後進を育てる力をつける
マネジメント能力と似通っていますが、後進エンジニアを育てる力をつけることも重要です。
全体的にエンジニア人口は増えていますが、増えた若手エンジニアを育てられる人材は決して多くはありません。
エンジニアの中でも教育や指導ができる人材は貴重です。後進を育てられる力は、これから業界で生き残っていくにあたって必要なスキルとなるでしょう。
転職したいエンジニアがさらにリスクを減らすためにできる事は?
転職回数の多いエンジニアが失敗するリスクを減らす要素について解説しましたが、さらにリスクを減らす方法はあります。
これはまだ転職回数が多くないエンジニアにも通用する要素です。ぜひ参考にしてください。
エンジニアに強い転職サイトを利用
転職サイトには様々なものがあります。一般職であれば総合的な転職サイトで十分事足りるでしょう。
しかし、エンジニアにとってはIT関連・エンジニア特化の転職サイトやエージェントが向いています。
ジャンルに特化している転職エージェントは、客観的にあなたのスキルを評価できるからです。
ただし、持っている求人がサイトやエージェントごとに異なるため、2~3社ほど利用すると良いでしょう。
常に業界が欲しがるエンジニアを模索する
業界から求められるエンジニア像は日々変わっていきます。また、年齢によっても求められるスキルが変わります。
自分の年代のエンジニアはどういったスキルが求められるのか?今市場価値が高いエンジニアはどんなエンジニアなのか?それを模索していき、日々スキルアップと情報収集を欠かさないことが必要です。
初めてエンジニアに転職する場合は?
もし初めてエンジニアに転職するのであっても、スキルがあれば転職できる可能性はあります。
まず各分野のエンジニアに必須の開発言語を習得するようにしましょう。WebエンジニアであればHTMLやPHPが基本です。
次に、自分でWebサービスやアプリを開発しましょう。これはクリエイターにとってのポートフォリオと同等となります。
いくつか開発できたら、これを持って転職エージェントを利用して自分を売り込みにいきましょう。開発スキルがあるという名刺代わりにもなり、未経験であっても転職に有利となります。
まとめ
一般的な職種では、転職が多いと不利になってしまいがちです。しかし、エンジニア業界においてはその限りではありません。需要と供給が合っていない状況では引く手あまたです。
それでも、転職が多いと失敗のリスクは増えてしまうものです。これからの時代、失敗リスクを減らすためには、スキル以外に「マネジメント能力をつけること」、「後進を育てる能力」、「常に新しい知識を求めること」が必要です。
これによって常に求められる人材となることが可能です。エンジニアで転職を考えているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
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